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外国人による日本語スピーチコンテスト

 募集要項(2013年度)  出場者と入賞者一覧(2013年度)

スピーチ概要(応募時の概要を原文のまま掲載)

地球の反対側から一言

七海(ななみ)ナタリア 【アルゼンチン】

私は、日本の丁度真裏にあるアルゼンチンから栄養士の研修で来ました。地理的に地球の反対側にある為か、すべてがアベコベです。自動車の運転席・運転方向が真反対です。日本は右ハンドル、アルゼンチンは左、車もアルゼンチンでは右側通行です。初めて自転車に乗った時は危なくてとても乗れた物ではありませんでした。

でも、皆さんはきちんと交通規則を守る為安心して自転車に乗る事ができました。そこにも、違いがあります。皆がルールを守る、平等に皆同じ行動に合わせて行く、同じ行動を取る事により安全・安心・正確というすばらしい習慣があります。アルゼンチンでは考えられない事です。

南米では、「規制・規則はあまり守られない所です《と、言う訳でアルゼンチンでは歩く事は一種のサバイバルゲームのようで、事故も多いです。それは、けして良い事ではない様ですが、ある面から見ると自己判断力がとても鍛えられると言うメリットはあります。

 

皆様は、ご存知かは知りませんがアルゼンチンは牛肉の国です。大平原の広大な自然の中で放牧された牛なので脂が少ないけれど、とても軟らかく・ヘルシーで世界一美味しい事が一番の自慢です。肉の食べる量もとても多いのです。バーベーキューに招待する時、日本では1人当たりの肉の分量は約100gと考えられていますが、アルゼンチンでは1人当たりが1kgと思って買出しをします。例えば、アルゼンチンへ移住して40年の知人は「前は2kg食べていたけれど、もう65歳になったらバーベーキューは1Kg しか食べられなくなった《と、言って皆びっくりしていました。

 

もう一つのアベコベはサッカーです。皮肉な事に武士の国、男性が強いはずの日本はナデシコ・ジャパン女子チームが強く、比べてアルゼンチンは女性が強いはずなのに男性チームが一番と言う事で、上思議で仕方がありません。文化が違うのでアベコベとは、言っていましたがサッカーを見ている人達は、両国同じく、怒り・泣き・感動し・応援も一生懸命にしていました。やはり、同じく人間でした。

次の違いは、日本の皆さんはとても礼儀正しく、何時もきちんと纏っている事です。ですから、災害に遭ったとしても、即座に対策を立てて皆おとなしく惑わされず冷静に立派な行動を取ります。アルゼンチンでは、すぐ感情的になり、暴動などを起こしてとんでもなく大変な事になる事があります。これは、日本にしか無い、すばらしい心構えです。世界に向けて誇りと思っていますので、その精神だけは、どうか無くさず守り続けて下さい。

さらに、栄養士として少し疑問に思ったのは、日本では大人が食べている物は、若者・子供が食べている物の中身が大きく異なっている事でした。食文化と言うものは、子供の頃から受け継がれていくものです。その間に覚えた味は一生忘れる事はありません。アルゼンチンでは、子供だからこそ大人と同じ物を与えるが大切だと言われます。

 

それが、せっかくすばらしい日本独特の健康的な野菜の調理・味と言うものを子供には食べさせず、米国・西洋風な味を主に触れさせて日本本来の味の良さ(食文化)を子供達は忘れて行くのではないのかと思っています。現在は、世界中がネットワークになっており、世界が共通すると言う良い事があります。でも、外国文化に憧れて日本本来の伝統が捨てらてしまう大きな短所があります。

同じく、せっかくの世界に誇れる健康的な日本の食文化を忘れてしまい、米国などの一番体に悪い食物を子供に与えようとする事は皆さんの将来には決して良い事ではないと思います。そして、多分食べ物だけではなく他の面から見ても知らないうちに文化を少しずつ消滅してしまう行動を取っているのではないでしょうか?日本の古来文化のすばらしさをどうかお忘れなく、他国ばかりに憧れないで下さい。

最後に、国際交流と言う様々な文化に触れ合う機会がありました。この経験を生かして自分の国へ帰って何かと役に立たせたいです。そしてこの様なチャンスを与えて下さり、皆様に感謝をしております。

 

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