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 募集要項(2011年度)  出場者と入賞者一覧(2011年度)

スピーチ概要(応募時の概要を原文のまま掲載)

ふるさと発見
鄢 婧雲(えん せいうん)
日本語を勉強してもう三年間。その三年間の間、「一期一会」や「思い遣り」など、いろいろ美しい言葉を知るようになった。その中、一番好きな言葉は「出会い」である。出会いには大事な感情がこもっている。人生の中の一つ一つの出会いが人を成長させると思う。私にとって、日本語と、山口との出会いは人生の中のかけがえのない大事な宝物である。

山口の美しい自然の風景は私の出身地である中国の大理とよく似ている。周りの出会った日本人の方々もとても親切で優しくしていただいた。今年初めて日本に、山口に来て、半年しかたっていないのだが、山口をふるさとのように感じたのだ。それに、日本と中国の文化や生活習慣などについて、違いも多いと思うが、意外に共通点も多いような気がして、すぐ山口のことを好きになっていた。中国は昔から日本と深いつながりのある国だ。お互いに影響しあい、学びあってきたと言えるだろう。その絆はとても固くて、深いだと思う。

お茶の文化
中国ではお茶の歴史がとても長くで、日本の茶道は最初は中国から伝えてきたのものと思われる。戦国時代に千利休によって茶道を大成した。日本の伝統的な芸術として、世界に知られている。
①同じお茶が好き。
②お茶の歴史―中国から日本へ伝われてきた。それに対して、中国の茶道は滅んでいく。中国では「茶道の源は中国だが、発展させて大成したのは日本」とよくいわれている。

食事の文化
①同じく箸を使うという共通点。しかし、箸は中国から日本に伝われてきたのだが、日本では塗り箸などがあり、中国では銀製の箸などがあり、同じく箸を使っても違いがある。
②日本は食器や、食事のバランスなど、中国は料理方法の豊かさにこだわる。客を食事などに招く時、日本と中国の共通点と違い。
③食材について、日本(山口)は家庭菜園を持つ家庭がとても多くて、自家産の食材が好のようだ。中国でも自家産の食材は一番いいだと思われているが、家庭菜園を持つのはなかなか難しいようだ。

学園の文化
①日本と中国の学校の教育方法の違い。
②日本の学園祭文化(生徒が16人の徳地串小学校の運動会の見学感想)。
③日本の学校の部活文化。
④日本の教育による学生自身の可能性を最大限で発揮できることと、それに比べて中国の教育に足りないもの。

昔の中国の文化は山口を通して、たくさん伝われてきた。時間の流れと伴に、その伝われてきたものには日本の特徴がしみ込んでいて、中国と違う日本独特な伝統的な文化を生み出したのだが、やはり中国人として、ほかのどこの国の人よりも懐かしくて、親しく思うのだ。日本の伝統的なものがたくさん残されていて、昔も今も中国と日本の間に橋のように大きな役割を果たしている山口は私の第二のふるさとのようにおもうのだ。一年間は人の一生の中にすると、非常に短いものだが、山口にいるその一年間は、わたしにとって、もっとも有意義で大切な経験であり、重要な一年間だ。山口と出会えて「幸せます」。そして、帰国しても、日本で学習したものを生かすと思う。

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