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笑顔と驚きの日本

重永 ファビアン 【アルゼンチン】

 7月10日、12:30。アルゼンチンの家を出発してから、32時間後、やっと日本に到着し、飛行機からおりました。足がしびれて、腰がいたくて、飛行機の中では全然寝られなくて、とても疲れていました。飛行機のドアから出て最初に思ったことは、「ひどい!日本は、すごく暑い!」ということでした。アルゼンチンは真冬で、分厚いコートを着ていたのに、日本では夏だったからです。それが、最初の思い出です。もっと、いい事ではなくて、すみません!だけど、これは、僕の驚きの旅の始まりにすぎませんでした。

 アルゼンチンでは、生まれたから、似合う洋服を見つけるのが、大変でした。アルゼンチンで売っているズボンは、細くて、長いのです。また、シャツの首周りのサイズは、体に合うのですが、ほかは、僕には大きすぎました。一日さがして何も買わなかったこともありますし、買った後でせっかくの新しい洋服を切って裁縫をしたりしていました。それが、日本に来て、はじめて、洋服を買いに行ったら、全部ぴったり。そこで、あたりまえの事ですけど、「やっぱり、僕は日本人の体なんだな」と思い出しました。僕は、日系三世です。両親の両親は、みんな日本人です。


 日本でおどろいた事は、日本人に教育やマナーが行き届いていることです。例えば、どの店でも入ったら「いらっしゃいませ〜!」と、言われます。落し物や置いてある物には、自分の物ではなかったら、手を触れません。もし、運転者がまちがったら、外の運転者に、聞こえなくても「申し訳ありません!」と言います。仕事では、みんな、仕事の時間が終わっても仕事が終わるまで、家に帰りません。こうしたことは、日本人にとっては普通な事でしょうが、国にとって、とても必要なものだと思います。こんな小さな心がけが、安心とか、幸せとか、笑顔など、とても大切な事に繋がっていると思います。人間には、気持ちが非常に重要なものです。私も、はじめてこうしたことを見たとき、もちろん、笑顔になりました。日本人は、とてもやさしい人だと思います。


 アルゼンチンでは、日本と言ったら、ロボットと、ハイテクだと思われています。それは、当たっていると思います。でも、まだ慣れていない事が、あります。それは、電子トイレです。申し訳ないのですが、すごく気になるし、すごくおかしいものだと思います。

 まだ二ヶ月の研修が、ありますけど、今日は、ここまでにします。今日まで、毎日、笑顔ですごしました。残り2ヶ月、よろしくお願いいたします。

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