技術力や人間開発指数HDIが高い日本という国に来てから今年で4年目になります。中学校のころ父が買ってくれたある本を読んだのがきっかけで日本に留学したいという気持ちがあふれてきました。その本の吊は“空とぶオートバイ”という吊でモンゴル語に訳されていました。そのときから日本に関心を持ち、日本の技術、文化や日本事情についてもっと知りたくなりました。
運よく4年前に日本に留学ができるチャンスがめぐってきました。モンゴルにいたときは、電気製品が丈夫だと言うことと父がいつも言っている“日本の車は最高だ”ということだけで日本という国を想像していました。日本に来て4年間生活してみると日本の電気製品と車だけではなく道路や建物、橋とトンネルなど全部がきれいに作られていることが分かりました。
また、ものだけではなく仕事や何かの行動を行うときもきちんとするのが日本人です。また日本人は相手の立場から、お客様の立場から考えるのが上手なので日本人の手で作られたものが丈夫で品質のいいものになっていると思います。一方モンゴル人はそう考えることができず、作ったものは長く経ってないのに壊れてしまったり、集団行動がうまくできなかったりすることがあります。残念ながら、これがモンゴルと日本の大きな違いであります。
何も分からない私が日本に初めてやって来たころから本当に親切で色々といっぱい助けてくれた方々の顔が今も私の目に見えます。こんな親切できちんとした日本人から学ぶべきことが私にはたくさんあります。ただ学ぶだけではなく日本人の友達をたくさん作り、学び合い、そして助け合って生きていきたいです。そうすることで日本製品のように、丈夫な人間関係になると思います。
今年は日本とモンゴルの友好40周年を記念しています。私は母国モンゴルと憧れの日本という2つの国の間で、共にますます発展していく友好の架け橋となれれば、それが一番うれしいです。そしてこういう深いつながりを大切に思い、そしてモンゴルの後輩たちにもその大切さを教えて、この関係を大事に保ち続けて、さらによいものにしていきたいです。これが私の思う“壊れない日本製品と壊せない日本との関わり”であります。
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