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2006年度
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寄ってみん祭(さい)!国連フェスタ2006
日本国際連合協会山口県本部では、国際連合や国際問題等に関する知識の普及・啓発をはじめ、地方において国際理解・国際協力を推進するための諸事業を実施しています。
この一環として、次のとおり、「寄ってみんさい祭(さい)!国連フェスタ2006」を開催しましたので、その状況をお知らせします。
なお、会員をはじめ開催関係者及び御参加をいただきました皆様におかれましては、当県本部の取組に対する御理解と御協力を賜り、誠にありがとうございました。
【開催日時】
2006年11月25日(土) 第1部 10:00〜13:00 第2部 13:30〜16:10
【開催場所】
山口県総合保健会館(山口市吉敷3225-1)
〔第1部〕
10:00〜13:00(多目的ホール)
●外国人による日本語スピーチコンテスト
●国際理解・国際協力のための作文・感想文コンテスト表彰式
●フレンドシップ交流茶話会
【主催】
日本国際連合協会山口県本部
【共催】
財団法人山口県国際交流協会
1)開会挨拶
日本国際連合協会山口県本部長 江里 健輔
2)外国人による日本語スピーチコンテスト
県内在住の外国人の方々(7ヶ国、11名)が、日本・山口での生活で感じ、発見した出身国と日本との違いや出身国の素晴らしさ等を題材に「わたしのお国自慢 日本とはここが違う!」と題して、流暢な日本語で熱弁をふるわれました。
約200人の観客は、出場者のスピーチを聞き、また、出場者への質問を通じて、世界の視点から見た日本の姿、文化・感性の違い及び他国への理解を深めました。(詳細は
こちら
)
福田審査委員長によるコンテスト講評
出場者と審査員による記念撮影
会場の様子
3)国際理解・国際協力のための作文・感想文コンテスト入賞中学・高校生の表彰式
自分の体験等を元に書いた作文・感想文のコンテストに入賞された県内の中学生と高校生に、当協会県本部副本部長の佐藤から賞状の授与を行いました。
なお、表彰後、佐藤副本部長が、生徒・御父兄・学校等への取組に対するお礼を述べるとともに、「今後とも、身近な文化等を大切にして、国際的な感覚を持った人になられてください。」と受賞者にエールを送りました。(詳細は
こちら
)
表彰式に参加された生徒の皆さん
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)フレンドシップ交流茶話会(国際交流のつどい)
国連フェスタに参加・出場された方々が歓談しながら、国際理解や関係者のネットワークづくりを図られました。
なお、中国・マレーシア・ベトナムの山口大学留学生による喫茶コーナーでは、お国自慢の飲み物が参加者に提供され、好評を得ていました。
県本部古川理事の冒頭挨拶
交流会の様子/
左側が山口大学留学生の喫茶コーナー
*国連パネル展
国際連合に理解を深めていただけるよう、国連紹介パネルや関係写真等を会場内に展示しました。
〔第2部〕
13:30〜16:10(第1研修室)
●日本国連加盟50周年記念シンポジウム
【共催】
(財)日本国際問題研究所、日本国際連合協会山口県本部、山口県
国連フェスタの第2部では、「国際平和のキーワード 国際交流と地域文化」をテーマにして、日本の国際連合加盟50周年を記念したシンポジウムを開催しました。
このシンポジウムでは、国連の趣旨“世界平和”へのアプローチとして、身近な地域文化の重要性とその形成に至る国際交流の役割等に視点をおきながら、日頃知らない多様な世界の文化や情勢等を知り、国際理解の大切さ、また、国連の役割等について広く県民の皆さんに理解を深めていただく場となりました。
[共催者挨拶]
財団法人日本国際問題研究所理事長 佐藤 行雄
日本国際連合協会山口県本部理事・山口県地域振興部理事 樫部 裕人
[基調講演]
金沢21世紀美術館館長・全国美術館会議会長・金沢市助役
蓑 豊(みの ゆたか)
開館2年弱で入館250万人を突破した金沢21世紀美術館の紹介等を通じて、地域の人々が世界の現在文化・芸術に触れることにより、国際的な視点から平和の大切さを考えることの重要性等について講演されました。
[パネルディスカッション]
<コーディネーター>
財団法人日本国際問題研究所理事長 佐藤 行雄
<パネリスト>
国際連合広報センター所長 幸田 シャーミン
地球温暖化という世界規模の問題に取り組むには、各国の人々が取り組むべき方策の習慣化と顕著な影響を受ける地域等の実態理解の2つを持って世界の人々が対応すべきであることについて、自ら訪れた南太平洋上の島国ツバル(25.9平方km、9,652人)の写真等を紹介しながら語られました。
山口市菜香亭館長 福田 礼輔
15〜16世紀、西日本一帯を治め繁栄した大内氏は山口を本拠地として、京都をはじめ、東アジア・西洋との交流を通じて他文化を取り入れながら絢爛たる「大内文化」を開花させた。五重塔や雪舟庭などの日本屈指の文化財をはじめ、誇るべき歴史・風土の価値・素晴らしさを再発見・発信する地域ぐるみの取組が、国際理解を深める上で重要であることを史実等を踏まえて語られました。
山口県立萩美術館・浦上記念館長 足立 明男
浮世絵版画と東洋陶磁器を専門とする美術館(萩市出身の実業家浦上敏朗氏寄贈のコレクションをもとに平成8年開館)の館長としての立場から、日本や東洋の文化が西洋に与えた影響の大きさや世界から見た日本の文化観を知ることにより、日本文化の素晴らしさを改めて認識することの重要性、また、大内時代における東アジア貿易を通じた文化交流の功績等を語られました。
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