台湾人から見た日本と台湾の文化 |
陳 はい君 |
台湾、私が生まれた国です。ずっと昔から、さまざまな国に殖民地化されてきたので、多様の文化を受けました。台湾を殖民地とした国は、ポルトガルをはじめ、スペイン、中国、それから、日本です。これらの国から台湾は、多くの異文化を学びました。
したがって、台湾は、新文化を受けやすく、さまざまの風俗習慣が見られます。民族意識も日本と比べて低く、また、日本に50年も殖民地化されてきたので、日本の文化に深く影響を受けました。教育から飲食にかけ、色々なところで見られます。
台湾と日本がよく似ているところは、まず、教育制度から見られます。両者の義務教育は九年で、六歳から十五歳までの子供たちは中学校まで教育を受けています。また、台湾は日本と同様に、小学校から高校まで、制服を着る必要があります。しかし、台湾の教育制度において、日本と異なっているところがあります。
台湾は二学期制で、第一学期は九月一日から、翌年の一月中旬まで、第二学期は二月の中旬から、六月三十日までとなっています。なぜ台湾は二学期制なのかというと、台湾の新年は旧暦に応じて過ごすので、大晦日が毎年、同じ日ではありません。日本の新年(正月)は毎年、一月一日から一月三日までです。
台湾の新年は日本に新年とも似ていますが、似ていないところもあります。
例えば、日本の主婦は大晦日に料理を作らないところが、台湾と異なります。
台湾では、大晦日の朝早く料理を作って、先祖にご馳走します。これは日本と異なるひとつです。
台湾人と日本人を比較すると、台湾は新しいものを受けやすいですが、新文化をよく評価していませんし、詳細に考えもしません。そして、台湾は、ちょうど合う自分の文化を創れませんでした。台湾は長い間に植民地として、さまざまな国に支配されてきたので、台湾の古い建物とか、歴史も保存しにくいと思います。
そのため、自分自身の民族意識も日本に比べて低いです。日本は台湾と同じ島国ですが、日本人は民族意識が強くて、団結している民族だと思います。性格を一般的にいうと、日本人は堅苦しく落ち着いています。完璧を探し求める日本人は、日本文化に誇りを感じています。また、台湾人は、情熱化であり、純朴で親切です。
台湾には日本にない情熱と純朴があります。そして、日本には台湾にない堅苦しさと落ち着きがあります。両方とも長所と短所があると思いますが、日本は台湾より歴史が長く、現在の台湾は、どんどん自分の文化を発展させようとしています。
私たちも、台湾人として、誇りを感じています。台湾もいつか世界で日本みたいな強い国になると信じています。
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