アフリカ。そこは、世界で最も厳しい生活を強いられている地域です。そこに住んでいる人々は「貧困」なために、多くの子ども達が深刻な食糧不足、つまり、栄養不足に苦しみ、毎日満足な食事もとれずにいます。また、学校に行くこともできず、鉛筆を持つことさえできないのです。想像のできない生活を、私達とは全てが違う生活を送っているのです。
それでも、子ども達は明日へ生きようとしています。そんなアフリカに、そんな子ども達に、日本と国連は、何ができるのでしょう。
まず、子ども達が住める環境を作らなければいけないと思います。私は、すべての子ども達が将来の夢を持ち、それに向かって学んでくれることを、国連に一番望んでいます。子どもは、二十歳になれば必ず大人になります。
大人は子どもとは違う。それは、もう親に頼ってはいけない。一人で生きていける環境に自分で変えないと行けないからです。日本では、子どもの頃の勉強を生かした職業に就き、自分でお金をかせがなければなりません。それは、どの国でも同じ。アフリカでも同じです。子どもの頃にきちんと教育を受け、初めて好きな職業に就くことができるのです。
子ども達の未来のためには、学校という環境を作らなければいけないと思います。その学校を作るためには、必要な物がたくさんあります。学校そのものがあるだけでは子ども達が望んでいる学校ではありません。先生が必要です。先生は、世界中の色々な国から派遣し、普通の教育だけでなく、先生の国の言語や文化なども教え、他の国に親しみを持ってほしいです。
また、勉強をするには、教科書やノート、鉛筆などの文房具も必要です。これらは仕入れ、送るといいと思います。
仕入れるためには、お金が必要です。つまり、募金をする必要があります。募金以外にも、いらなくなった物などを寄付することもできるのではないでしょうか。
いくら子どもの時に勉強をして大人になっても、就く職業がなかったら、いつまでも貧困のままです。大人が就ける職業を、増やさなければならないのです。色々な職業の技術を知るためには、教える技術者が必要です。
技術者も、世界の色々な業界から派遣します。アフリカの国民は自分の好きな職業に就き、子ども達はこの職業の中から将来の夢を持ってほしいです。
しかし、環境が良くなったからといって、貧困ではなくなるという訳ではありません。
次に、生きるために絶対いる食べ物と水を増やさなければいけないと思います。アフリカでは、食事があまりとれず、栄養がとれずに死んでいく子ども達がたくさんいます。水も、私達が蛇口をひねって出てくる透明な水ではありません。人々はきれいな水を得るため、毎日汲みに行きます。水を汲みに行くのは、子ども達の仕事です。毎日、何十キロもある道を、何キロとある水を持って歩くのです。
子どもの毎日の水汲みを阻止するには、村の近くに井戸などを造るといいと思います。これにより、村のみんなで水を分け合い、思いやりの心を持ってほしです。しかし、水だけでは栄養は取れません。食料が必要です。栄養をとるにはやはり、新鮮な食料が一番です。なので、農業を伝えるといいと思います。そうすれば、職業のない人でも、自分の食料、家族の食料を得ることができ、きちんとした栄養をとることができます。
これだけで、すべてのアフリカの子ども達が私達と同じ生活を送ることができるようになるのは無理だと思います。だからこそ、世界の全ての国が向き合い、力を合わせ、アフリカの子ども達を救うべきだと思います。
すべての人が今のアフリカにできること。それは、今も笑顔でいることだと思います。私が一番に望んでいること。それは、今、この一秒の間でも、アフリカの子ども達に、笑顔が一つずつ増えていくことです。
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