日本の印象と言えば、子供時代の思い出の中で、母と「赤い疑惑」を見て、複雑なプロットに夢中になり日本に憧れた思い出があります。小学生になるとアニメに触れました。大学で日本語を専攻し、先生と友達から日本の情報をたくさん聞き、教科書を通じて相撲・歌舞伎を少し理解しました。ですから、いつも「日本はどんな国だろうか」と考えてきていました。今その国で実際に生活していますので、日本の社会や文化などが私の認識を新たにしてくれます。体験すれば体験するほど日本が好きになってゆくのが分かります。
来日して一番驚いたのは日本の漫画文化です。ここは、子供から大人まで漫画をどこでも読みます。ある日、本屋に行って、漫画の数を見たとき、びっくりしました。たくさんの漫画が本棚に置いてある情況を見ると、漫画文化が日本を象徴していることが分かりますが、私は不思議に思います。
中国では、日本の清潔さはみんなに知れ渡っています。新聞やテレビなどの報道を通して、日本のきれいな道路を見ました。日本に来て清潔さの程度に驚きました。毎日日本の伝統的な住宅の間を引っ切り無しに行ったり来たりするとき、いつも清掃したばかりの道路を歩いているような感覚になります。それから、中国では大体の人はにぎやかな雰囲気が好きなので、道路が夜になってやっと静かになりますが、日本はしとやかな女性が座っているようにいつも静かです。急速に発展している日本のような国はにぎやかなところかと思えば、たとえ車が通り過ぎる時があっても、すぐに静かになります。
来日初日に地下鉄と新幹線に乗りましたが、エスカレーターに乗ると、乗っている人はみんな左側に立って右側を空けていることに気がつきました。そのあいている右側を急いでいる人たちが、急いで上って行きます。これは、別に法律で決まっているわけではなく、ほとんどのエスカレーターでみんなそのルールに従っています。このようにすると絶対効率的で便利だと思います。それから、日本の印鑑の文化に驚きました。日本に来たばかりの時、銀行に行って、新しい口座を開きました。口座開設申込書に記入していたとき、間違ってしまいましたが、銀行の人は私に物差しを渡してくれて、間違ったところに物差しで直線を引くことを教えてくれました。間違いを直したところに自分の名前の印鑑を押しました。この確認する方法は面倒なことを避けることができると思います。印鑑を使った後、銀行の人がティッシュペーパーで印鑑を拭いて、私に戻しました。この気が回るサービスは私に温もりを感じさせました。
日本と中国の文化についての違いがたくさんありますが、その違いのために日本が益々好きになってきます。異文化を感じ、違う風景を見て、笑顔で毎日の生活を送ることができ幸せです。日本での生活が将来よい記憶になれば、本当にいいと思います。
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